「アンパンマン」スゲーッ!
アンパンマンってスゲーッっつー話。
おもちゃ屋さんで1歳から2歳くらいの赤ちゃんを見かけたとき。
「あーぱんまん」としゃべっているではないか。連呼しているのだ。「好きだぁ!!お前を抱きたい!」と叫んでいるに等しい。
スーパーの食玩売り場で1歳から2歳くらいの赤ちゃんを見かけたとき。
「あーぱんまん」としゃべっているではないか。連呼しているのだ。「一生離さない!永遠に愛す!」と叫んでいるに等しい。
それほどアンパンマンは乳幼児の心を鷲づかみにしているのだ。
「パパ」や「ママ」という単語より早く覚えるという噂まで耳にする。極めつけは黄色と赤色のものを見れば「あーぱんまん」と発する子もいるようだ。
なぜこれほどまでに乳幼児に人気があるのか?
「アンパンマン」はご存知の通り日本を代表する作家“やなせたかし先生”の作品だ。
正直「アンパンマン」という作品は人間社会の本質をついた「自己犠牲」が基本テーマだ。そんなこと乳幼児にわかるわけもない。
ズパリ「アンパンマン」の単語的構造に起因しているのではないか?と私はにらんだ。
「アンパンマン」は“あ”という同一母音と“ん”という撥音(はつおん)という構成要素の2種類から成るのだ。特に“ん”は子音に属するが原則、単独使用はなく直前の母音とともに構成する。「アンパンマン」は「あんぱん」と「マン」の造語だが、構成的に見ると必然的単語とも言える。この単純な構成が乳幼児には発音しやすく、覚えやすいのではないか。そこへ愛らしいキャラクターが加わる事でより親しみをおぼえると私は考えたのだ。
「アンパンマン」こそが簡単に人に好かれる命名法なのだ。これから子どもに名前をつけるときはこれを参考にし行うとよいのではないか?そう私は思う。
例えば
男の子なら
「ファン太」とか。
女の子なら
「アン香」だ。
いい名前。